若返りの科学 いつまでもビューティー
かこさんが、以前に紹介して下さった本。
『皮膚は考える』 傳田光洋 著
面白かったです!
皮膚に対する意識が変わったかも(笑)
〔裏表紙から〕
皮膚は体を包むだけの単なる包装紙ではない。
からだ全身を被い、重さは3kgにもなる最大の「臓器」である。
かつ皮膚は環境に応じてその状態を変化させ、
必要な情報を体内に伝える。
著者らは、脳神経系で働く物質と同じものが皮膚に存在する事を発見した。
とあります。
そーなのです!皮膚は臓器なのです!
唯一自分自身で触れる臓器。
そして感情を表現し、環境の変化にもすばやく反応する。
外界と自身との境界として防衛機能をもつ、皮膚という臓器。
…ココまでが私の皮膚に対して持っていた知識。
傳田先生によると、
皮膚表面にある角質層のバリアはプラスティック並で、
バリア機能が壊れてないかセンサーされ、
乾燥した環境や圧力がかかれば角質を厚くする。
これらは、皮膚が自律して行っているそうなのです!
また、皮膚は電池のような電位をもっていたり、
情報伝達物質を合成していたり、脳と同じ受容体をもち、
もしかすると、脳より高度な情報処理システムが存在するのではないか?っといた皮膚の真実が書かれてあります!
凡人の私には内容を理解するのは難しい部分もあるけれど、
皮膚ってすごいんだ!と素直に感嘆するばかりです。
ちょっと驚いたのは、
皮膚のバリアを壊す実験で、
セロテープで角質をはがすのだけれど、(その程度で壊れる!)
翌日の回復は80パーセント程度だったって事!
(100パーセントじゃないのね(涙))
だから、ゴシゴシこすってはいけないし、
バリバリとはがすタイプのお手入れ用品は、
「皮膚の乾燥をまねく」という意味がよ〜く分かりました!
そして、このバリアが壊れた皮膚をプラスティックで覆うと、
バリアの回復が遅れるという事。
(センサー機能で壊れていないと判断してしまうらしい…)
ということは、乾燥するからといって、ポリマー系などの
皮膚をコーティングするような化粧品を使っていては、
本当の意味での乾燥からは、なかなか回復できないって事。
ちょっと難しいお話ばかりになったけど、
皮膚の機能や生理を理解してお手入れしないと、
女性の大敵『乾燥』から抜け出せないってことを、
科学の視点から皮膚を検証することによって、
教えてもらった気がします♪
次回もこの本のつづきの予定。
出来るだけ早く更新したいと思ってますが…(笑)